日々あれこれ

【甲子園】高校野球がなぜ人気で面白いのか、理由を考えてみる。

 

未だに日本人の好きなスポーツランキングで第1位に君臨する「野球」

 

 

その中でも特に人気なのが

 

高校野球

 

 

ですよね!

 

 

「プロ野球は見ないけど高校野球は見る」

 

なんて人も珍しくありません。

 

でも、日本で最もレベルの高い野球と言えば

当然プロ野球です。

 

その他にも大学野球や社会人野球と言ったコンテンツはありますが

なぜか高校野球だけがメディアでも取り上げられる機会が

圧倒的に多いですよね!!!

 

今回はそんな高校野球の人気の秘密に迫ってみたいと思います!!

 

 

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未熟な技術・メンタルならではの「まさかのゲーム展開」

甲子園に出場するような野球の上手な選手と言えど

やっぱり中身は16~18歳の高校生です。

 

勝ち上がるにつれて

厳しい試合展開になるにつれて

 

精神的に追い込まれて誰もが想像もつかないような試合展開になることはたくさんあります!

 

ここ数年でも

  • 決勝まで完璧なピッチングをしていた中京大中京のエース
    堂林投手の決勝での乱調
  • 市立和歌山高校まさかの1塁転送でサヨナラ負け
  • 大阪桐蔭、9回2アウトからのサヨナラ負け
  • 東邦高校、奇跡の9回4点差逆転サヨナラ勝ち

 

僕がざっと記憶から呼び起こしただけで

ここ数年でもこれだけのとんでもない奇跡の試合が起きています。
(気になる方は検索してみてください。笑)

 

 

これがプロ野球だとそうはいきません。

当然、日本で最高にうまい野球選手が集まって試合をするわけですから

予想外のプレーは生まれにくいですし

余りにも点差が離れてからの逆転劇は

年に数回あるかないかです。

 

でも、甲子園ではそれが1大会2回・3回と起きるのは

 

選手の「技術の未熟さ」「精神面のもろさ」からきています。

 

 

だから高校野球は9回まで目が離せない。

 

 

プロ野球で1回の表に5点入ったらもう見るの辞めちゃいそうですよね?

 

 

でも高校野球はあっさり逆転します。

 

 

5点差逆転勝ちなんて毎回起こります。

 

 

これが「プロ野球は見ないけど高校野球は見るんですよね」と言う人の

正体だと僕は確信しています。(笑)

 

 

 

圧倒的な実力差だから生まれる「ジャイアントキリング」

プロ野球は各リーグ6球団

合計12球団で行われますが

 

毎年、優勝するチームは140試合のうち80勝くらいで優勝します

 

最下位のチームはどんなに負けまくっても60勝くらいします。

結局、1位~6位までそんなに大きな差はないんですよね。

 

 

でも高校野球は違います。

 

地方予選で強豪校と部活にそこまで力を入れていない高校が対戦すると

時にとんでもない点差の試合になったりします。

 

 

それでもがばい旋風と呼ばれた佐賀北高校の全国制覇

香川県の人口約4000人の町からベスト8まで勝ち上がった三本松高校

 

甲子園の大金星・ジャイアントキリングを挙げればキリがないほど

 

 

むしろ、高校野球のファンはこの「大金星」を見るために

どの試合も最後まで見逃さずにいるのではないでしょうか?

 

 

一発勝負!「トーナメント」が生む名勝負

一部の例外を除き

高校野球にリーグ戦と言うものは存在しません。

 

夏の大会となれば

 

地方大会 4勝~7勝

甲子園大会 5勝

 

合計10試合以上を連続で勝ち抜かなければ

 

栄光を掴むことはできません。

 

 

ただ高校野球は地方大会~全国大会まで

ほとんどを高校生の夏休みの1か月半で全て消化しないといけない

なのにベンチに入れるメンバーは20人限定

 

疲れも溜まり

起用できる選手も限られます

 

この理不尽な過密日程とルールが

甲子園で考えられないようなドラマを生む一つの要因になります。

 

 

特に有名なのが

2006年に行われ

「甲子園史上最も壮絶な戦い」

として有名な

 

帝京高校 対 智辯和歌山高校

 

帝京 0 0 0 2 0 0 0 2 8 12    
智弁和歌山 0 3 0 3 0 0 2 0 5x 13    

 

 

8回・9回で帝京高校が合計10得点の猛攻で逆転

しかし9回裏には智辯和歌山が5点を奪いサヨナラに

 

 

その大きな要因は

帝京高校が9回表にチャンスで投手を代打で交代させ

9回裏に投げられる投手がいなかったことが要因として挙げられています

 

 

このゲームの詳細についてここでは書きませんが

 

  • トーナメントの1発勝負だからこそ投手がいない事がわかっていても
    代打を出して勝負しなければいけなかった(采配は的中)
  • 帝京の名将「前田監督」が投手がいなくなることを知らないわけが無かった
  • 最終回に失点した帝京の投手は秋までエースだった
  • 4点リードの最終回、予想外の智辯和歌山の猛攻

 

リーグ戦なら「投げる投手がいなくなることをわかって」

無理やり采配することはなかったでしょう。

 

 

しかし、トーナメントはそうはいきません。

 

9回裏、ゲームセットのサイレンが鳴った時に

相手よりも1点多く取っていれば何でもありなんです

 

このケースでは帝京高校の積極的な采配が裏目にでましたが

こんな「あり得ない采配」が飛び出るのも

トーナメントならではですし

高校野球ファンを引き付ける大きな要因の一つでしょう!

 

 

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シンプルに地元を応援できる!

プロ野球は12球団

 

  • 北海道
  • 宮城
  • 千葉
  • 東京 2球団
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 名古屋
  • 大阪 2球団
  • 広島
  • 福岡

 

と、限られた地域にしかチームがありません

 

もちろん好きなチーム・選手を応援するのは自由ですし

なんの問題もないんですが

 

高校野球は必ず「47都道府県」の高校が出場します

 

  • 時には地元の高校
  • あるいは母校
  • 近所の〇〇さん家の息子さん
  • 友達
  • 家族や身内

 

意外なきっかけで自分自身が甲子園と結びつくこともあります

 

こうなれば応援しないわけにはいかないでしょう。

 

地域と甲子園

切っても切り離せないこの関係が

甲子園の人気を底支えしています

 

 

数年に一度現れる「国民的ヒーロー」

  • 桑田・清原のKKコンビ
  • 怪物 松坂大輔
  • ハンカチ王子 斎藤佑樹
  • 高校史上最強投手 藤浪晋太郎
  • 金農旋風 吉田輝生

 

あなたにとって、甲子園のヒーローは誰でしょうか?

 

僕は中学3年の時に見た「斎藤佑樹」投手の印象が

今でも忘れられません(年齢がバレます。笑)

 

こうして何年かに一度

たくさんの日本国民が熱狂するスーパーヒーローが誕生するのが甲子園ですね。

 

個人的にはヒーローは圧倒的に投手が多い気がしますが。(笑)

 

プロ野球やメジャーリーグにもヒーローはたくさんいます

 

ただ、1年のうち1か月半

大会の期間だけ

この前までただの高校生だった子が

全国を巻き込む渦を起こせるほど輝きを放つ

 

そして甲子園でスーパースターになったあと

プロ野球で活躍できずひっそり引退する

プロ野球選手にすらなれない

 

 

これもまた凄い事ですよね。

 

 

この高校生の一瞬の輝きに目を奪われる

 

 

これもまた甲子園の醍醐味ではないでしょうか?

 

 

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まとめ:高校野球は筋書きのないドラマだから面白い!!

 

ここまでざっと見てきましたが

 

高校野球が人気の理由は

ありきたりな言葉ですが

「筋書きのないドラマ」だからだと思うんですよね。

 

 

毎年、優勝予想だとか有力校だとかピックアップされてますが

だいたい当たりませんし。

 

優勝候補がそのまま優勝したケースだって

そんなに多くはないと思います。

 

誰も予想できない

 

プレーしている選手自身だって

何が起こるかまったくわかっていない

 

そんな不完全さ

 

それが、高校野球が人を惹きつける

最大の理由なんではないでしょうか?

 

この記事を書いた2020年12月

 

来年の甲子園開催があるのかどうか不透明ですが

 

日本に元気を取り戻すためにも

 

高野連のお偉いさんにはぜひ開催の方向で動いていただきたいですね!

 

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