みなさんこんばんは!
電材屋兼電気工事士のたっさんです!
今年ももう2022年が終わろうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか?
来年に向けて転職やスキルアップ・キャリアアップを目指している方
「電気工事士ってくいっぱぐれない」「電気工事士は手に職が就くから一生働ける」
と言った噂を耳にして気になっている方も少なくないでしょう
そんな皆さんの為に
公務員⇒営業職⇒現役電気工事士の経験を持つ私が
「電気工事士のリアル」について細々と書いてみたいと思いますので
ぜひ、最後までお付き合いください!
電気工事士は不況に強い?
誰も予想だにしない世の中になった2022年
某感染症であったり、某国の侵略戦争であったり、、、
それでなくても、大企業が潰れてみたり業績悪化で大量リストラがあったり。
これから先のことなんて本当にわからなくなってしまいましたね、、、
ましてや、中小零細企業に勤めている方からすれば「自分はこのままでいいのだろうか、、、?」
なんて思いを巡らせるのもよくわかります。
(なぜなら私もその一人。笑)
今の仕事を選んだのも「電気関係なら生涯仕事は無くならない」と言う確信があったから
じゃあ、その判断はあってたのか?
結論から言うと
電気工事士は不況に強いです!(ただし本人の能力による)
と、言うのも
2019年ごろから流行り始めた某感染症
色んな職種・業種の方が
「臨時休業で仕事がない」「そもそも客がこない」等々、苦しい声を上げていましたが
ありがたいことにこの2~3年、私全く暇してません!(笑)
私が主に手掛けているのは
- 店舗・住宅の新築物件屋内配線
- 店舗・住宅の改修屋内配線
- エアコン取付
- 弱電配線(主にLAN・TV)
- 架線引込工事
などなど、、、
難しい言葉で色々書いてますが、要は電気配線したりエアコン付けたりちょっと特殊な工事して見たりしてます
世の中がどんなに混乱しようが電気は必要ですしこの
エアコンもないと困ります
そもそも、電気工事が仕事として成り立たない世の中って多分、戦時中とかそのレベルじゃないですかね?
電気工事は不況に強い、これは間違いないと思います
ただ後述しますが
- 俺はエアコンは付けられない
- 自分はTV配線はやらない
- 私は規模の小さな電気工事はやらない
などなど、、、
難癖付けて仕事を選んでいる人や言い訳ばかりしている人はだいたい暇してます。
この辺りについては詳しくお話しますが
とにかく「変な条件さえ付けなければ電気工事は確実にくいっぱぐれることはない」これは断言しておきましょう!
「手に職」は本当に実現する?
「職人仕事は手に職が付く」
これもよく聞く言葉ですが実際はどうでしょうか?
これに関しても「はい」と自信を持ってお答えします
僕の知り合いで38歳で自動車整備関連の仕事から電気工事士になった方がいます
その方は、スーパーブラックな(笑)電気工事会社に勤めた後
換気設備系の新規取付交換やエアコンの新規取付・分電盤交換等軽微な電気工事
この辺りの技術を身に着けて3年で独立されました。
今では、夏は某量販店のエアコン工事で1月に200万以上の売上を上げて年収も1000万円に迫る収入を得ています。
このように、一度覚えてしまえば生涯使える技術が多い電気工事士
もちろん、雑な知識を適当に身に着けての独立はとても危険だと思います
ただ、会社勤めをしながら3年~5年かけて確実な知識と技術を身に着けてしまえば独立開業ももちろん夢ではありません
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「くいっぱぐれない」為に必要なスキル3選!
さぁ、ここまで「電気工事士はくいっぱぐれないのか?」と言うところに焦点を当てて見てきましたが
結論:電気工事士は不況に強くくいっぱぐれる可能性は低い(ただし、本人の資質による)
と、結論付けた所で上の但し書きの部分を現場目線から確認してみましょう
これから見る条件は
「基本的な電気工事の施工ができる」
事を前提としてお話しますので悪しからず、、、
コミュニケーションスキル
現場に出ている職人さんは基本的に言葉遣いが荒い人が多い
これは、現場を知らない方の勝手なイメージで結構多いと思いますが
結論、そういう方は他の職種に比べて多いです(笑)
僕が見た職人さんは
一般住宅の分電盤交換の現場で、新人をお客様の目の前で思いきり叩いたり、、、
また別のケースでは、ある電気屋さんが元請けの監督さんに「おい、最近ええ仕事ないんか!!」と
荒い口調で話すのを見かけたり、、、(笑)
一般的な営業職の方だとあり得ない事ばかりですよね。
こう言ったことが割とまかり通ってるのが現場のリアルです。(笑)
そんな中で、僕は営業職だった経験を活かしつつ
「親切・丁寧な受け答え」を必ず守っています
現場に入ったら「うぃーす」ではなく「おはようございます、お世話になります」
何かを依頼されたら「うぃー、りょうかい」ではなく「承知しました」
些細な事です、仕事には直接関係ありません。
それでも最低限のマナーと言葉遣いはその人の人間性の担保となります
現場監督さんもお客様も元請けさんも
できれば気持ちよく仕事がしたいのは間違いありません

と思われるよりも
適切な受け答えで気軽に話しかけてもらえる方がよっぽど仕事が進みます
ましてや同じ実力の電気工事士がいた時に
話しかけやすい職人と話しかけにくい職人、どちらに依頼するかは一目瞭然でしょう
「言葉遣い」
これを意識するだけで、現場ではグッと評判があがります
仕事を断らない姿勢
電気工事のジャンルは本当に幅が広いです
- 高圧関連
- 装柱工事
- 屋内配線
- 弱電設備
更に言えば屋内配線と言っても木造住宅とマンションでは施工が全く違いますし
金属配管やケーブルラック工事等々・・・
書き出すとキリがありません。
あなたが電気工事士として最初に師事する親方や、最初に就職した会社の職種が
高圧関連の会社であればあなたは高圧関連の電気工事を覚えます
店舗メインの屋内配線であれば店舗、住宅配線であれば住宅
と、どんな電気工事があなたの最初のキャリアになるかは
あなたの職場選び次第にはなりますが
その後に独立開業を考えているのであれば
基本的に「できません」は言わない方がいいです
- 大規模な電気工事しかしたくないから住宅改修はやらない
- 工期の短い店舗の仕事はしたくない
- 夜勤はしたくない
- 遠方の現場は朝早いからしたくない
こんな感じで難癖付けて仕事を選んでいる人は
たいてい「仕事が無い時期」が生まれます
当然ですよね。
いつもあなたにとって都合のいい仕事ばかりがあるわけではありません
頼まれごとは試されごと
この姿勢で気が乗らない仕事も請けていれば
当然、いい仕事が舞い込んでくる可能性は高くなります
「責任施工」の意識を持つ
請けた工事は責任を持って最後まで施工する
当たり前のような言葉に見えますよね。
でもこれ意外とできてない職人さんの多い事
- 聞いてないからやってない
- 設計が無茶言うから適当におさめた
- 先輩(他人)が良いと言うから適当に施工した
施工に不備があった時
こんな感じの良いわけをする職人さんって結構多いです
でも、そんなのお客様や元請けさんからしたら関係ないですよね
マイホームであれば多くの方にとっては一生に一回の買い物
店舗であればオーナー様の夢への第一歩
それが、さっきのような言い訳で適当に施工されては
全く持って話になりません。
「上司はこういったけど本当にそれでいいのか」
「これが自分の家だったらどう施工するか」
「もっときれいに施工するにはどうしたらいいか」
こんな事を考えながら施工できる職人さんは
必ず現場で一目置かれます
いい職人さんはみんなが手放さない
さぁ、ここまで電気工事士の仕事について見てきました
電気工事士として多くの仕事を受注するためには色んな考え方がありますね
どんな考え方も正解だと思います
その中で、僕もいくつかの考え方を提案させてもらいました
最後に言えるのは
電気工事士は今後、日本と言う国が続く限り一生残り続ける仕事であり
真面目にコツコツとやれば、優秀な職人さんは世間が絶対に放っておいてはくれません
今、建設業界は深刻な人材不足に陥っています
(40代でも下手すると若手の会社もあります)
基本をしっかりと抑えて、あとは自分の人間性をしっかり出していけば
誰でも一流になれますし、しっかりと稼ぐこともできます
もしあなたが、仕事として電気工事士を目指しているのであれば
確かな知識と技術を身に着けて、電気工事を通じて素晴らしい人生を送ってもらいたいと思います!
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