【今更聞けない】自衛隊がソマリア沖の海賊に対応するのはなぜなのか?わかりやすく解説!

今更聞けないシリーズ

2019年11月12日

ソマリア沖で海賊対応をしている自衛隊が、1年間期限を延長し引き続き海賊への対応をすることが閣議決定されました!

政府は12日の閣議で、19日に期限を迎えるアフリカ東部ソマリア沖アデン湾における海上自衛隊の海賊対処行動を、来年11月19日までの1年間延長することを決めた。

 

「ソマリア沖の海賊」

と、言うと何度かニュースで耳にしたことのあるワードかと思いますが
実際、自衛隊の皆さんがどんな活動をしているのか、なぜ自衛隊が他国の海域で海賊への対処をしなければならないのかご存知の方はいらっしゃるでしょうか?

今回は、そんな疑問を持った方へ向けて、できる限りわかりやすく解説してみました!

 

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ソマリア沖の海賊とは?

まず、ソマリアと言う場所を皆さんはご存知でしょうか?
私も詳しくは知らなかったのですが、アフリカの東に位置する国になり、スエズ運河や紅海に接し、海運上重要な場所に位置する国です。

地中海からスエズ運河を通ってインド洋とを行き来する船舶の数は
なんと年間2万隻にものぼります!

ソマリア沖の海賊の狙いは積み荷などを積んだこの船舶たちになります。

 

そして海賊と言えば、ドクロの旗に大砲を積んだ船をどうしても想像してしまいがちですが…笑

もちろん、現代の海賊はそんなことはありません。

 

このような、小型のボートに数名で乗り込み自動小銃(マシンガン)やロケットランチャーを手に、各国の貿易船や豪華客船を狙い襲撃しています!

一般の漁船を改造した船舶に乗っていることが多く一般漁船と見分けがつかないため、捉えられた際は漁師を名乗り逃げるケースもあるそうです!

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どんな被害が起きているのか?

この海賊たちのせいで一体どんな被害が出ているのでしょうか?

一番は輸送コストの増大

インド洋から地中海沿岸までの貿易ルートはソマリア沖を通り紅海からスエズ運河を通るルートが最短になりますが、海賊による襲撃を恐れる船舶は時間と費用がかかる喜望峰迂回ルートを通ることになり、これにより世界の貿易コストがなんと180億ドル(約2兆円)も増大してしまっています!

これは、遠いアフリカの海での話ではなく巡り巡って私たち日本人の生活にも関わってくる問題なんですね!

 

日本への直接的な被害

  • 2007年10月日本の海運会社が運航する船籍が乗っ取られる。100万米ドルの身代金が支払われ 2007年12月12日解放された。
  • 2008年4月に日本郵政の大型原油タンカーがアデン湾でロケット弾によるものと思われる攻撃を受け、被弾した。人身の死傷はなかったものの、船は左後方部が損傷し、燃料が一部漏れる被害を受けている。
  • 2008年7月20日、日本の海運会社が運航するパナマ船籍貨物船が襲撃を受け、21人が人質になる。2,000,000米ドルが支払われ、2008年9月26日に全員解放された。
  • 2008年8月21日、日本の海運会社が運航する貨物船が襲撃を受け、19人が人質になる。1,500,000米ドル が支払われ、2008年9月11日に全員解放された。
  • 2008年9月15日、日本の海運会社が運航する船舶が襲撃を受け、22人が人質になる。1,000,000~2,500,000米ドル支払われ、2008年11月16日解放された。
  • 2008年11月15日、日本の海運会社が運航する船舶が襲撃を受ける。2009年2月、人質は解放された。
  • 2009年3月22日、商船三井の船舶が2隻の小型船に襲われ、発砲を受けたと国土交通省が発表。乗組員にけがはなく日本人も乗っていなかったという。本件は、19日に国交省が海上警備行動発令に基づく護衛申請受付けを開始して以来、日本関係船舶が海賊に襲われた今年初めてのケースとなった
  • 2011年3月5日、商船三井のタンカーが海賊4人に乗っ取られそうになったのをトルコの警備艇と米軍が阻止、4人を拘束した。

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なぜ自衛隊が派遣されたのか?

きっかけは2008年、ウクライナ船籍の貨物船が襲撃され、積み荷の戦車や武器が略奪されたうえ、積み荷の行先が紛争地域のスーダンだったことから、単なる海賊事件ではなく安全保障上の問題だとして、アメリカ・EU・ロシアが対策を強化したことが始まり。

これを受けて日本でも、自衛隊の派遣を検討し始めました!

その後、海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律と言う法律が制定され
正式に、自衛隊が海外で海賊行為から船舶を護衛することができるようになりました!

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護衛の対象は?

派遣当初は、護衛対象は日本人に関係のある、「日本船籍の船」「外国船籍のうち日本人の乗組員の存在する船」「外国船籍のうち日本の運行管理者が運行している船」「外国船籍のうち日本の貨物を輸送している船」に限られていましたが

現在は、船舶の国籍や乗組員の国籍に関係なく護衛できるようになっています!

 

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このように、日本国内に限らず世界各地で活躍している自衛隊の皆さん

ソマリア沖での活動も、日本国内の輸出入への被害を抑えるためのものであり
同様に各国の船舶も護衛しています。

今回、派遣が1年延長したとのこと!
引き続き、お体には気を付けて自衛隊の皆さんには頑張ってほしいですね!

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