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【MLB】メジャーで日本人投手が成功する為の3つの条件


野茂英雄・松坂大輔・佐々木主浩・上原浩治・黒田博樹・岩隈久志・ダルビッシュ有・田中将大…

メジャーで活躍し、アメリカでも高い評価を受けている日本人投手たち


しかし、その裏では
井川慶・藤川球児・牧田和久・菊池雄星…etc

日本で圧倒的な成績を残しながら、MLBでは全く通用しなかった選手がいるのも事実


通用した選手・通用しなかった選手

どちらも日本ではエースやクローザーとして活躍しましたが
なぜ、違う結果になってしまうのでしょうか?


今回は、その理由を3つのポイントに絞って見ていきたいと思います!


成功の定義とは

この記事を見ていく前に

誰が通用して誰が通用しなかったのかを明確に定義しておきましょう!


一般的にNPBでもMLBでも先発投手は2桁勝利を挙げれば十分活躍したと言っていいかと思います。

そして、中継ぎ・クローザーは160試合以上あるメジャーで
だいたい3分の1にあたる50試合に登板すれば主戦のリリーバーとして計算されていると考えて間違いないと思います。



と言うわけで、独断と偏見になりますが

  • 主に先発を務めた投手は2桁勝利が3回
  • クローザー・中継ぎはメジャー通算150試合に登板


この辺りを基準に各選手を見ていきたいと思います!



過酷な日程に耐えうる体


まずは、メジャーを語る上で最も基本的であり外せないのが

「日程の過酷さ」

になります!

年間162試合行われる(NPBは143試合)メジャーの公式戦


移動距離も東海岸から西海岸までを考えると約5000~6000キロ
飛行機で移動してもなんと5時間前後!


トロントブルージェイズとの試合になれば、カナダとの国境を跨ぐこともあります。

例えばミルウォーキーブリュワーズ2019年の日程を見てみましょう!

8月から9月にかけて、7連戦・3連戦・2連戦・6連戦・6連戦・6連戦・18連戦・6連戦


9月の18連戦には頭がおかしくなりそうですが。笑



そんななか、投手として登板し・体をケア・食事を摂りトレーニングも行わないといけない。

先発投手は登板数が30試合程度に相当する可能性があります
(NPBは20~25試合程度)





MLBで、最も高い評価を受けている日本人投手

黒田博樹投手

は、2010年~2014年まで5年連続30試合以上登板・2桁勝利200イニング達成を3回と、圧倒的なタフさを見せメジャーの舞台で活躍を続けました。


逆に現在、ケガで苦しんでいるダルビッシュ投手は



1年目 29試合 191イニング 16勝
2年目 32試合 209イニング 13勝

と、大活躍をしましたが

3年目以降は20試合前後
ケガから復帰後も、150イニング前後の登板にとどまり

やはり連戦とハードな日程に苦しんでいます!


ポイントは適応力


過酷な日程に耐えうる体力。

これを身に着けていても次に訪れる壁が

「日本とは違うボール」



上がMLB公式球

下がNPB公式球


見ての通り、まず日本のボールの方が縫い目が高いですね。
そして、皮はNPBの方が湿り気があり指に馴染む・MLBの方は少し乾燥していて滑ると言われています!


NPBのボールは「スライダー」や「カーブ」等の引っ掛ける系のボールが投げやすく

MLBのボールは「シュート」や「ツーシーム」等、指先を滑らせて投げるボールが投げやすいと言われています!


通用しない選手は「スライダー」が武器!?


これまで、中々MLBで結果を残せなかった・残せていない選手の決め球を見てみると

「スライダー」「カット系」のボールを決め球にしている投手が多いように感じます。

「ヤンキース史上最悪の契約」と言われた元阪神の井川慶投手はスライダーとチェンジアップ

元中日の絶対的エース川上憲伸投手はカットボール

現シアトルマリナーズで苦戦している菊池雄星投手もスライダーが武器

と、全てスライダー系


逆に、日本時代スライダーを武器にしていた岩隈選手やダルビッシュ投手・前田健太投手は

MLB移籍にあたってボールに適応

スライダーだけでなく、カット系・ツーシーム系のボールに取り組み成果を残しています。


150キロでは通用しない!


2017年のMLB平均球速は150.2キロ

NPBは141キロと10キロ近く差がついています。

もはや150キロを投げるだけでは通用しません!


150キロを投げ、なおかつ小さく動く変化球を体得し、それをコントロールしていく


ここまでできて、初めてメジャーのマウンドに立つことができます。

158キロの当時日本人最速を記録した伊良部投手

ヤンキースで2桁勝利を二回上げた伊良部投手も

過酷な日程とケガでメジャーで長く活躍することはできませんでした


今やメジャーでは150キロは通過点

次に目指しているのは170キロだと言われています!


選ばれた選手が生き残るメジャーのマウンド


過酷な日程・ボールの違い・球速レベルの違い

様々な違いを乗り越え、ようやく立つことができるメジャーのマウンド


日本では「佐々木朗希」投手が18歳ながら160キロを投げ話題となっていますが


それだけでは通用しないのがこの世界。


まずは日本で活躍をし、1人でも多くメジャーの舞台で活躍する選手を見たいですね!

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