「海外留学に挑戦しよう!」「夫(妻)の仕事の都合で海外に行くことになった!」
等々、色んな理由で海外に行かれる方がたくさんいらっしゃると思います。
- ちゃんと英語が話せるかな
- 食事は合うかな
- トラブルに巻き込まれないかな
と、現地に着くまで色んな不安が頭をよぎりなんだか気が気じゃないですよね…
特に「全然英語が話せないんだけど!」なんて方も少なくないでしょう
そこで
- 商業高校卒で英語の成績は10段階で「2~3」
- 初めての海外旅行
- 取柄は体力だけ
の、僕が「約2か月間でアメリカ大陸を横断した」時のお話をしてみたいと思います!

この記事を見て、少しでも皆さんの不安が解消されたら嬉しいなと感じます!
そもそもなぜアメリカ大陸横断なんて無茶をしたのか
当時21歳だった僕は、高校卒業後公務員に就職
よほど不真面目な勤務態度や素行不良を起こさない限りクビにはならない世界。
定期昇給が毎年あって、40年勤めあげれば退職金は「2000万~3000万」
今、人気がある職業の一つですよね。
でも、僕はそれが辛かった
毎日同じ仕事をして毎日同じ時間に帰り、職場で合う顔ぶれもほとんど一緒
いい意味でも悪い意味でも波風の立たない環境
「あぁ、俺このまま40年人生決まったな」
そんな風にぼんやりと2年間過ごしていました
そんな時、2つ上の先輩が「俺、この仕事辞めて海外青年協力隊に行くことにした!」と話していたのを聞き、なんだかその姿がとてつもなくキラキラして見えたのがきっかけで
よし!俺も仕事辞めよう!
と、何となく飛び出した公務員の世界
(今思えばふざけてますね。笑)
当然、家族にもめちゃくちゃ反対されましたが、なんだかんだ僕の意思は固く署長に辞表を提出しました。
そして始まった無謀な旅
「大学も行ってないし、このまますぐ就職するのもなぁ~」と考えた僕は
とりあえず、運試しに海外旅行に行ってみよう!と計画
- ヨーロッパ一人旅
- 中国~東南アジアまで鉄道旅行
- インド旅行(若い人にありがちですね。笑)
などなど、思いつくままに行先を考えましたがどれもしっくりこない
そんな時、パソコンを見ていると「アメリカ大陸自転車横断」の文字が目に飛び込んできました!
「あ、これだ」
その日のうちに8万円の自転車を購入(GIANT GreatJourney)

「まぁ、英語は単語帳でも持って行って後は自転車こげば着くでしょ。」
こんな軽い気持ちでスタートしたのが地獄の始まりでした…
圧倒的準備不足
各種手続きを順調に進め、意気揚々と成田空港に到着した僕。
出国前の手続きで
「アメリカでの滞在ホテルを教えてください」と言われ
「テント持ってきたからどこにも滞在しません!」
と、謎のどや顔。
それから空港でてんやわんやの大騒ぎ。笑
(宿泊先が決まってないと出国できないんですね…)
そしてついたアメリカ・カリフォルニア州は4月で気温が25℃~30℃
そんなことも知らずに勢いよく飛び出した僕は砂漠で倒れ
ヒッチハイクに救われ、時には野犬に襲われながら無心でアメリカ大陸を走り続けました…
4月2日にカリフォルニアを出発しニューヨークに着いたのは2か月後の5月末。
約6000キロの旅は想像していた楽しさからは程遠い過酷な道のりでした。

そんな経験も、もう何年も前の話。
自転車で旅行したこと、アメリカで様々な経験をしたこと
一つ一つが大きな財産です
そして英語はいまだに話せない・アメリカの隠れたお勧め観光スポットも特に紹介できない僕が、皆さんに伝えられるとすれば「言葉の壁」についてです。